当サイトは、リピート系注文の自動取引を主にお届けしています。しかし、手動でイフダン注文を繰り返す方法でもできます。インターネットで検索すると、「手動トラリピ」などと呼ばれているようです。
では、この手動のリピート系注文には、どのようなメリットとデメリットがあるでしょうか。
手動リピート系注文:メリット
手動のリピート系注文について、メリットを考察しましょう。
メリット1:どの通貨ペアでも実行可能
リピート系注文を自動発注できるFX口座はいくつもあります。しかし、米ドル/円(USD/JPY)などメジャー通貨ペアならば大丈夫ですが、マイナー通貨ペアで実行したいと思っても、難しいでしょう。
その点、手動の方法ならば、通貨ペアを限定されません。取引可能通貨ペアの多いFX口座で実行すれば、選択肢がとても広くなります。
メリット2:売買手数料が不要
また、売買手数料が不要というのも魅力的でしょう。リピート系注文の自動売買ができる多くのFX口座では、売買するたびにいくらかの手数料が必要です。
取引1回あたりの手数料は少額かもしれませんが、それが積み重なると大きな額になるかもしれません。この手数料が心配な場合は、手動でイフダン注文を繰り返すのが良いかもしれません。
ただし、マネーパートナーズの連続予約注文では、取引手数料が完全無料です。自動取引をしたいけれど手数料が・・・という場合は、マネーパートナーズが有力候補になります。
メリット3:「取引している」という実感、臨場感
意外に見逃せないのが、この「実感」「臨場感」です。たとえば、スポーツ観戦を例にしましょう。好きなチームや人が勝つとうれしいですが、インターネットで結果を見れば満足でしょうか。結果も大事ですが、試合経過を見て楽しみたいと思うでしょう。
FXでも、自動取引でトレードしてくれるのは楽でうれしいです。取引履歴を確認すれば、トレード結果を確認できます。しかし、「FXをしている」という実感が得られないかもしれません。
よって、この実感を得たい場合は、手動でイフダン注文を繰り返す価値があります。
手動のリピート系注文:デメリット
では、デメリットについても確認しましょう。
デメリット1:取引チャンスを逃す可能性
例えば、寝ている時間、働いている時間、学校に行っている時間などです。いきなり相場が動くことは珍しくありません。
「買い(または売り)をして、その後、決済」
この1往復の取引はイフダン注文で事前に対応可能です。しかし、決済してから短期間でさらに「円高→円安→円高(以下繰り返し)」となったら、事前の対応が難しいです。手動でリピート系注文をしている場合、この値動きでの利食いはあきらめることになるでしょう。
相場が穏やかなときは、このような例は少ないかもしれません。しかし、相場が荒れているときには、自動取引を使ったほうが利食い回数が多くなると予想できます。
デメリット2:波乱相場で発注できない可能性
波乱相場の最中に、発注できる状態だったとしましょう。この場合、うまく発注できるでしょうか。
- 値動きが大きくて速いとき、値動きについていけない
- 大きく円高になったので買うはずが、ビビってしまって買えない
こうなる可能性があるでしょう。自動取引ならば、感情はありません。事前に設定されたとおりに発注してくれます。
ただし、「値動きが大きくて速いとき、値動きについていけない」について、今のFX取引システムはとても優秀です。「1クリックですぐに約定すると同時に、利食い注文と損切り注文も発注してくれる」というシステムを搭載しているFX口座が複数あります。
例えば、ヒロセ通商(LION FX)やセントラル短資FXなどです。
このシステムを使う場合、わずか1回のクリックで、決済までに必要な発注がすべて完了します。これでしたら、値動きが大きすぎてついていけないという心配は小さくなるでしょう。
手動でイフダン注文を繰り返す方法のまとめ
以上の通り概観しますと、手作業でリピート系注文をする方がいいかな?という場合は2種類でしょうか。
- FXをしている実感や臨場感が欲しい場合
- 自動売買のリピート系注文では取引できない通貨ペアで実行する場合
自動取引と手動取引の併用でも面白いかもしれません。自分の性格に合っている側を使用すれば良いでしょう。