はじめに

個人が機関投資家やスーパートレーダーに対抗する方法

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記事「FXで個人が勝てない理由」にて、個人がなかなかFXで勝てない理由を考察しました。簡単に振り返りますと、以下の3つの理由です。

  1. FX業者(スプレッドという名前の手数料)
  2. スーパートレーダー
  3. 機関投資家

私たちは、FX業者があるからFXを楽しむことができます。スプレッドはとても狭いですし、FX業者と戦うのはやめることにしましょう(戦う方法もありません)。よって、2のスーパートレーダーと3の機関投資家が主な相手になります。

彼らに資金を吸い取られないようにするには、どうすればよいでしょうか。考察してみましょう。

裁量トレードをひたすら勉強する?

裁量トレードとは、将来の為替レートの値動きを読んで取引する方法です。上がると思えば買い、下がると思えば売ります。

しかし、二者択一なのに、これが実に難しいです。

そこで、勉強を始めることになります。しかし、何を使って勉強しましょうか。本、雑誌、ホームページ、ブログ・・・様々な種類がありますが、学校の勉強のようにはいかないはずです。

なぜなら、相場に正解はないからです。

例えば、算数の教科書に「10+10=20」と書いてあったら、試験でもやはり「10+10=20」です。解答に21と書いたら間違いです。正解は常に一つです。

しかし、相場の世界は異なります。チャート分析でパターンがいくつもありますが、相場がそのパターン通りに動くとは限りません。チャートが教科書に出てくるような美しい形を作っていても、その後の動きは教科書とは逆方向の可能性もあります。

よって、学校の勉強の方が簡単だと言えなくもありません。

さらに、ブログやホームページは誰でも作れます。FXに限らず、ウソが書いてあってもそのまま世界中に公開されてしまいます。これはインターネットのメリットでもありデメリットでもあります。

誰もが自由に情報発信できます。

よって、そのような情報を信用して、自分の大切な資金をFXに投下してよいのか?という問題もあります。もしかしたら、そのインターネットの情報は間違っているかも?

そう考えると、さらにいっそう難しくなります。

一方、機関投資家やスーパートレーダーは、当然ながら「どうやって勉強しようかな」というレベルではありません。このような人々と個人投資家が同じ土俵で戦うのですから、勝敗は対戦前から見えているかもしれません。

FXの勉強

FXトレードでの効果的な方法―リピート系注文―

では、どうしましょうか。効果的な方法はいくつかあるでしょう。

1.実際に成功している人から教えてもらう

・・・成功している人を探すのが大変です。授業料も高そうです。

2.自分で試行錯誤しながら研究する

・・・時間はかかりますが、実はこの方法がもっとも良いかもしれません。自分にとってダメな方法、あるいは性格に合った方法を自分自身で確認できます。ただし、時間と根気が必要なのがデメリットです。

3.自動取引に挑戦する

・・・自動取引という場合、いくつかの種類があります。このサイトは「リピート系注文」という取引についてのFXサイトであり、主に自動取引を採り上げています。

自動取引のメリットはいくつかあるでしょう。

  1. 自動で取引してくれるので、取引のたびにクリックする必要がない
  2. 取引のたびに考える必要がない。システムトレードだから取引は全自動
  3. トレード中の感情の変化がトレードに反映されない

メリット3について少し詳しく確認しましょう。
例えば、米ドル/円(USD/JPY)を買って持っているとします。

少し円安になりました。すると、うれしいでしょう。
「よし、円安だ!」
という具合です。しかし、少し円高になりました。まだ含み益ですが、この後どうなるでしょうか。
「今が決済すべき時だろうか」
「もう少し引っ張った方が良いかも」

少し円高になった後、再び円安に戻りました。
「よし・・・良かった」
「では、いつまで頑張ろうかな?」

このように、値動きがあるたびに感情が揺れ動いていては、安定したトレードは難しいでしょう。為替レートが急落して恐怖を感じたら、決済して売ることになるかもしれません。しかし、実はそこが相場の底だった、というのでは面白くありません。

システムトレードは、そのような失敗を回避できます。また、リピート系注文は自分で簡単に作ることができ、各社で様々なツールを準備してくれています。

当サイトでは、様々なツールや相場状況について考察しています。失敗例も数多く掲載しています。成功から学べることは多いですが、失敗から学べることも多いからです。

相場を読めない場合

なお、相場を読むこと自体が無理だと感じる場合もあるでしょう。当サイトでは、そのような場合でも取引ができるリピート系注文の設定を紹介しています。

このリピート系注文は、相場を読まず、値動きさえあればOKという内容です。そして、取引期間は数年以上、可能ならば10年でも20年でも続けたいというものです。

このように長期間継続するトレード手法のメリットは、「機関投資家やスーパートレーダーと別の土俵で戦える」ということです。

機関投資家には3か月ごとに決算期があります。よって、3か月ごとに成績を厳しく判定します。すなわち、一つ一つのトレード期間は短いです。

一方、相場を読まないリピート系注文の場合は、10年でも20年でもOKです。ということは、機関投資家と違う土俵で戦っています。「長期間のトレードの総合計で大幅プラスならOKだから、今月はイマイチでもまあいいや」という具合です。

自動取引ですから相場の動きに一喜一憂しなくて良いですし、彼らと正面から対戦する必要がありません。これはとても大きなメリットでしょう。

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