はじめに

リピート系注文とは?【まとめ】

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当サイトでは、様々な視点からリピート系注文を分析しています。しかし、「全部読む時間はないから、結局どうなのかを先に教えてくれない?」という感じで、概略を知りたいという読者の皆様もいらっしゃることでしょう。

そこで、概略をまとめました。こちらを先に読んでいただき、気になった部分について個別ページで読んでいただくと、理解が深まることでしょう。

自動売買のシステムトレード

リピート系注文という言葉は一般的でないかもしれません。「トラリピ」といったほうが分かりやすいでしょう。トラリピのような取引全般を指してリピート系注文と呼んでいます。

リピート系注文の概念図

上の曲線は為替レートの動きです。青丸で買って、赤丸で決済です。以下繰り返しています。この「繰り返し(リピート)」が名前の由来になっています。

通常は、この売買は自動取引で行うことが多いでしょう。システムトレードの一種です。

なお、リピート系注文という名前のほかにも、「トラップ系」「トラリピのような取引」などと呼ばれることもあります。トラリピがあまりに有名なので、サービスをまとめた名前がなかなか決まらないようです。

なお、トラップ系という名前の由来ですが、様々な為替レートにばらまくように注文している様子が「わな(トラップ)」を仕掛けているように見えることから、そう呼ばれています。

リピート系注文のメリットは?

リピート系注文のメリットはいくつもあります。自動売買であるというメリットもありますが、ここでは、重要な点を確認しましょう。

メリット:相場を読む必要がない

FXで勝つのが難しいのはなぜでしょうか。いつ売買を始めればよいか分からないし、いつ決済すれば良いかもわかりません。「相場のトレンドを読みなさい」と言われても、さっぱり分かりません。

分からないのです。

それもそのはずです。将来の為替レートの上下動は神様にしか分かりません。上手にトレードできる人は、全ての相場を理解しているわけでなく、「特定の場合には特定の方向に動く確率が高い」ということを知っているということです。

しかし、その内容はベールに包まれていて、なかなか見えません。

要するに、とても難しいです。

だったら、もう相場を読むのをやめましょう!というのが、リピート系注文の最大のメリットです。

過去の為替レートの値動き全体に、ばらまくように注文を仕掛けます。そうすれば、どれかの注文は成立するでしょう。そして、為替レートは動きますから、いつかは決済できるでしょう。そして、取引するたびに発注するのは大変ですから、自動売買で取引します。

リピート系注文はこれができるのがメリットです。相場を読むのを完全に放棄しています。

下のチャートは、豪ドル/円(AUD/JPY)の値動きを示したチャートです。1996年からのチャートですから、20年以上という長期間です。

豪ドル/円(AUD/JPY)長期チャート

「50円台半ばから100円台半ばの間でしか動いていない!」ということが分かります。

だったら、その範囲にばらまくように買い注文を出して、少しの利幅で決済して、再び元の為替レートで買うという自動売買を繰り返せばいいんじゃないの?・・・これがリピート系注文のメリットです。

相場の方向性を読んでいません。システムトレードですし、取引は自動でやってくれます。パソコンの電源を切っても構いません。

では、為替レートが110円を超えて円安の方向に動いたら?

・・・もう取引できなくなりますが、この場合は、全ての取引で利食いできたということです。すなわち、勝率100%です。最高のエンディングです!

では逆に、50円台半ばよりも円高の方向に動いたら?

・・・含み損になりますが、日々の利食いで証拠金が大きくなっています。少々の円高は何の問題もないでしょう。スワップポイントをもらいつつ待って、将来再び為替レートが円安になるのを待ちます。

あるいは、利食いで得た証拠金を使って、円高の位置に新たに注文を出しても良いでしょう。

こうして、延々と利食いを繰り返します。含み損が出てしまっても、最終的にそれ以上の利食いを得ることを期待して待つということです。

この自動売買で、証拠金はどれくらい準備すべき?

広い範囲にばらまくように注文を設定する場合、気になるのは必要な証拠金です。この額が不十分だと、円高になるときに心配です。いくら準備すれば良いでしょうか。

これは、取引設定次第だということになります。

10銭ごとに1,000通貨買おうと思うと、多額の資金が必要になるでしょう。一方、100銭ごとに1,000通貨ならば、必要な証拠金を減らすことができます。

豪ドル/円(AUD/JPY)を55円から100銭ごとに1,000通貨買い、これを90円まで繰り返すとしましょう。54円で損切りをすると仮定しますと、必要な証拠金は77万円です。

100銭ごとに買うにしては、必要な額が多いと感じるかもしれません。これは、広い範囲に注文を出しているからです。55円から85円まで注文を出す場合は、必要な証拠金は58万円となります。

この、取引設定と必要な証拠金の関係につきましては、必要証拠金について考察した記事でご確認ください。詳しく書いてあります。

最高の成績を得られる利益幅は何銭?

次に、「どのような設定にしたら最高の結果を得られるだろうか?」という疑問が出るかもしれません。

50銭ごとに買う、25銭ごとに買う・・・この「何銭ごとに取引するか」という数字は、リピート系注文に投入できる資金量次第だと言えるでしょう。そこで、この部分は個人ごとに異なります。

100銭ごとに買える資金量を持っている場合に、25銭ごとに買ってしまうのはリスクが大きすぎて危険です。そこで、「何銭ごとに取引するか」ではなく、「何銭の利幅で決済すべきか」に焦点を当てましょう。

過去のデータを検証した結論を書いてしまえば、少なくとも米ドル/円(USD/JPY)と豪ドル/円(AUD/JPY)については、以下の通りです。

  • 70銭~100銭くらいで利食いするのが良い傾向
  • 100銭以上ごとに注文を出す場合は、利食い幅も同じかそれ以上の数字にする

為替レートは大きく動くときもあれば、あまり動かない場合もあります。上昇トレンドの場合もあれば、下落トレンドの場合もあります。このため、いつもこの利幅がベストだというわけではありません。

長期的に見て、これくらいが良いのでは?ということです。

なお、あまりに利食い幅を大きくしてしまうと、なかなか決済できないのでイライラしてしまうこともあるでしょう。そこで、適度に利食い決済を楽しめるという視点も加味しています。

  • 50銭ごとに買うとき・・・70銭~100銭で利食い
  • 40銭ごとに買うとき・・・上と同じ利幅
  • 30銭ごとに買うとき・・・上と同じ利幅

こうすると、長期的には良い結果を得られるだろうと予想しています。ただし、100銭ごとに発注する場合は、利食い幅も100銭またはそれ以上の利食い幅が良いと思います。同様に、150銭ごとに発注する場合は、150銭またはそれ以上の利食い幅が良いと予想しています。

ベストなFX口座はどれ?

リピートFXに最適な口座

では、リピート系注文をするには、どのFX口座がベストでしょうか。

相場を読まなくても良いというメリットを最大限に生かしつつ、以下の内容も実行できるFX口座を探してみましょう。

  • 1回の注文で、広い範囲に複数の注文を出せる
  • 利食い幅を自由に設定できる(70銭~100銭の間に設定)
  • 獲得した資金を使って、追加で少しずつ発注できる(複利運用)
  • 損切りレートを自由に設定できる(損切り設定なしでも可)
  • 取引可能通貨ペアが多い
  • 自動取引(自動売買)ができる

これらの要望を全て満たすFX口座は2種類あります。

上の2社の中で、取引手数料が安く、取引可能通貨ペアが多いのはトライオートFXです。よって、当サイトではトライオートFXが最良だろうと考えています。

なお、トライオートFXは、トラリピと同じような取引ができるほか、取引するにしたがって取引範囲を自動で上方向や下方向にずらしていくことも可能です。多彩なシステムトレードが可能なのもポイントが高いです。

-はじめに

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