窓ができるときの比較

トラリピは、窓ができるとどのように約定するか

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トラリピで長期トレードをしていると、何回も窓に遭遇するでしょう。窓ができるときのトラリピの約定ルールは、どうなっているでしょうか。

買いのトラリピをしていて、「円高方向」に大きな窓ができる場合と、「円安方向」に大きな窓ができる場合に分けて考察しましょう。

円高方向に大きな窓ができる場合

下のように円高方向に大きな窓ができる場合、トラリピではどのように約定するでしょうか。

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上の図は、買い指値が金曜日終値よりも円高にあります。そして、月曜日始値は買い注文よりもさらに円高です。この場合は、月曜日の始値で約定します。安く買えるのでOKです。

では、下のパターンの場合はどうでしょうか。月曜日始値が、ストップロス注文よりも円高部分に出てしまう場合です。

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この時も、月曜日始値で約定するとしましょう。すると、月曜日始値で買い注文が成立し、その直後に、ストップロス注文が成立します。すなわち、スプレッド分だけ損してしまいます。

しかし、大丈夫です。この値動きになる場合、トラリピでは注文そのものが無効となります。すなわち、月曜日始値で取引が成立しません。顧客がどう頑張っても自動的に損になりますので、この場合は約定させないというトラリピの配慮が嬉しいです。

ただし、注文そのものが消滅します。そこで、同じ為替レートでトラリピをしたい場合は、再度発注しましょう。

注文そのものが消滅するという約定ルールは、下の場合でも同様です。下の場合は、既にポジションを持っている状態です。月曜日の始値が、そのポジションの損切り位置よりもさらに円高になるとき、損切り注文は成立しますが、それ以降のリピート注文は稼働しません。

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意図した損切り位置よりもさらに円高になってしまうというのは、トレード方針の変更を必要とするような大きな変動の可能性があります。よって、注文そのものが無効になるというのは、私たちの資産を守るという意味で価値があるでしょう。

円安方向に大きな窓ができる場合

次に、円安方向に窓ができる場合を考察しましょう。既に買いポジションを持っていて円安方向に窓ができる場合、当初の意図よりも大きな利幅を得られるかもしれません。よって、とても素晴らしい展開です。

しかし、行き過ぎた窓は問題があります。下の図は、マネースクウェア・ジャパンからの引用です。

窓ができるときのトラリピ

上の図では、金曜日の終値(ニューヨーククローズ)よりも円安の位置に買い注文があります。そして、月曜日の始値は買い注文よりもさらに円安の位置にあります。

この場合、月曜日の始値で約定します。買い注文の位置よりも円安で約定しますが、これは仕方がありません。

ここで、問題が生じるかもしれません。下図の場合です。

金曜日終値よりも円安部分で買い、買えたらいくらかの利幅で決済する予定です。しかし、月曜日の始値は、決済予定のレートよりもさらに円安でスタートしたという場合です。

窓ができるときのトラリピ

この場合、買い注文が成立し、直後に決済注文も約定してしまいます。スプレッド分だけ損です。面白くありません。

しかし、トラリピの場合は安心です。このような場合は、注文そのものが自動で取り消されます。顧客は損することがありません(下図)。

窓ができるときのトラリピ

そして、こちらの場合は、リピート注文そのものは継続して稼働します。下の図の通りです。約定が取消になっても、再度発注する必要はありません。

窓ができるときのトラリピ

窓ができるときのトラリピ約定ルールまとめ

以上の取引ルールをまとめましょう。買いのトラリピの場合です。

利食い注文よりも、さらに円安方向に窓が出る場合

その注文は取り消されるが、リピート注文は自動で再設定される。

損切り注文よりも、さらに円高方向に窓が出る場合

その注文は取り消され、リピート系注文そのものも削除される。同じ為替レートでトラリピを継続したい場合は、再び発注手続をします。

波乱相場になる頻度は、年に何回もないかもしれません。しかし、そのような場合についても、トラリピは顧客に配慮しているシステムだと言えます。

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